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胸熱なタスク管理本を読んだ [タスク管理]
日々の業務に追われる私にとって、『タスク管理』というジャンル(?)に興味アリアリで、東ラ研のタスク管理分科会にも参加するほど。いろいろな本やブログを読んでいるが、これほどドキドキワクワクした本はあっただろうか。
クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!
- 作者: 佐々木 正悟
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今の私の需要にマッチしすぎ
冒頭の「はじめに」より抜粋するが、本の目的が今の私にピンポイントでハマっていた。
この本は「やることが多すぎて、時間が足りない!」と心の中で叫んでいるすべての人に向けて書いた本です。
・会社での仕事に追われて、自分自身の夢を追ったり、目標を達成するための時間がまったく取れない!
・とにかく課せられた仕事だけでも終わらせて、もっとたくさんプライベートな時間を持ちたい!
・夢や目標はそれほど興味はないけど、毎日穏やかに暮らしながら、タスクを楽にこなしたい!
本書はこのいずれの要求も満たせます。本書で解説するメソッドを間違いなく実践すれば、やりたいことをやる時間を確保することも、穏やかに暮らせるようになることも、思いのままになります。 p.001 はじめに より。
私は、今体感しているところでは、いわゆる「考える仕事」と「処理する仕事」それぞれに囲まれて仕事にあたっている。しかしそれらは明確に区分けされているわけではなく、とにかく緊急度の高いものから処理をしていたり、緊急にもかかわらず見過ごしていたりすることがある。
今までも、『タスク管理』に関していろいろやってきてみているつもりではあるが、本書を読んで、またいろいろ考えてみるきっかけになった。
とにかくリソースは作業に使え
GTD(Getting Things Done)をご存知の方には説明不要ではあるが、本書で述べられていることもそれと非常に近しいところにある。
- 頭の中から気になることを全て出す
- 「やるべきこと」を思い出すために頭を使うな
これだろう。
これを実現するために、著者はタスク管理システムを構築すべきといっており、それはデジタルで行うべきだと言っている。
「システムを見れば、今何をすべきかが分かる」という状況を構築するのだ。そして自分の脳や身体などはそのすべきことに集中させることで、タスクを処理するというワケだ。
細かいことも吐き出せ
著者が考えるやり方で、”あまり他では提案されていないやり方”と前置きした上で紹介されているものがある。
すべてのタスクの時間を見積もる p.019
すべてである。
これが著者佐々木流の肝ではないだろうか。
たとえば「シャワーを浴びる」ことや「朝食」だったり「通勤」だったり「爪を切る」こと、これらは全て書き出されるべきものだということだ。
これについては、本を読む前からすでに私はRemember The Milk(以下、RTM)に入れている。読む前から、といいながら、どこかで著者の考えに触れた時に、影響を受けて入れたものだった。
思い返すと
少し話はそれるが、私が初めて著者を知ることとなったのは、2009年11月11日の、iPhone本×Twitter本のイベントに参加した時。以下2冊の本の著者4名で渋谷のiPressCAFEでのイベントに参加した時だ。
iPhone情報整理術 ~あなたを情報’’強者’’に変える57の活用法!(デジタル仕事術シリーズ)
- 作者: 堀 正岳
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2009/10/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
この時、著者の(やや異質な)タスク管理に触れることとなった。
その時に確か「1日あたりのタスクの数は9,000件(8,000件だったかな)」とか聞いて、ひどく驚いたもんだ。
この時、前項の「爪を切る」とかのタスクを入れるきっかけになっていたかと思う。確か。酷く曖昧な記憶だが……。
ここが、私のタスク管理の原点である。
プロジェクト管理とタスク管理は異なるなんて!
目からウロコ(T▽T)
言葉面だけ見たら『アタリマエじゃん』ってカンジなのだが。
今現在、私はRTMでそれらが一緒くたになっている。実際、ちょっとしんどいなぁと感じてきたところだった。
以下を読んで、「確かに!」と叫んでしまった。
タスク管理ツールというのは、「プロジェクト管理ツール」、カレンダー、ファイルなどの参照資料、メールで発生したタスクを集め、もれなく実行するためのリストを用意するツールのことです。このすべてを一元化しようとすれば、そのツールで予定を管理し、メールを管理し、ファイルも管理し、ウェブクリップなどの資料も管理し、そしてタスクも管理しなければなりません。そのようなツールは扱うデータが肥大化して動作が緩慢になり、ほとんどの人にとってどう扱っていいか分からないものになるでしょう。 p.039
メールや資料などを一緒にしようと思ったコトは無いのだけど、プロジェクトとタスクはなぜか一緒にしようとしてしまっていた。強いて言えば、資料は一緒にならないものかなと思ったコトはあった。
時間帯というコンテクストってなんか大切そうだ
著者は
「時間帯」が最も重要なコンテクスト p.065
と述べている。
私はこれを今までほとんど意識したことがなかった。どちらかというと場所だったり、アクション内容だったりを重視していた。たとえば、PCの前とか考える内容だとか。
振り返ると、私の先送りする理由には、「今からやってもダメかもな」とか「今日は疲れたからやめとくか」とかそういうのがはっきり言って多い。
少し考えれば、その時間帯には出来るハズの無いタスクを用意していたりしていたのだ。
ハッとした。
著者は、朝4時から2時間単位で区切っているが、会社勤めの私は、少し時間をずらすか何かはするものの、試してみたい。
おわりに
タスクは人それぞれあるので、当然『タスク管理』というのは人それぞれであるべきで、本書を「マネ」すればすべてが解決するわけではないし、すべての人がそのまま実践できるかというとそうではない。
そこで、いろいろな人の考えに触れるのが大事だと思っている。
そこで、この本の書評・感想を書かれている方がたくさんいるので、私が読んだ範囲でリンクを貼っておこうと思う。
>>超絶!これぞ「先送りできない」究極タスク管理システムだ!
>>衝撃的な次世代のタスク管理術!最小の時間と労力で最大の成果を上げろ!!
>>人生の「ルーチン」を書き出してみたら結構すげーたくさん時間使ってることがわかった
クラウド時代のタスク管理の技術―驚くほど仕事が片付いてしまう!
- 作者: 佐々木 正悟
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2011/11/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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