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現代社会における情報と自分自身の整理術 [本]

1月3日に手にした本。ようやっと読了。

グーグル時代の情報整理術 (ハヤカワ新書juice)

グーグル時代の情報整理術 (ハヤカワ新書juice)

  • 作者: ダグラス・C. メリル
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2009/12
  • メディア: 単行本

 

 

本のタイトル通り「情報整理術」の本。

……とはちょっと違う気がする。人間の性質(特に脳の性質)に関するコトや、仕事とプライベートの過ごし方、ストレス回避策とか。結構いろいろなコトが表現されていた。

 

大きく3つのパートに分かれていた。

パート1:自分を客観的に見つめ直す
 著者の幼少時代のエピソードを交え、脳の仕組みを知るコトから始まる。

パート2:新時代の整理術を身に付ける
 情報の見つけ方や、活用法について。デジタルツールの具体的な利用法や、紙のメリットデメリットなどについても述べられている。クラウドの利点についても書いてある。

パート3:大小さまざまな困難に打ち克つ
 「ワークライフバランス」なぞあり得ない!融合させるための手法、考え方や、突発的に起こりうる事象に対しての日々の生活について。

 

この中で著者は整理術について「ルール」ではなく「原則」を20個示した。「ルール」とは人を縛るもの。あくまでも読者が自身にとって最適な整理術を築いてほしいとある。

また訳者あとがきにもあるのだが、この本とほかの整理術本の違いは「万人共通の整理術はない」という一言に集約される。

実際に私が今までに読んだ関連書籍には、確かに「こうやって整理すべし」的な表現が多かった。

この本は違う。原則を示したうえで、各人が適切なツールを選び、築くコトを支援した内容になっている。

もうひとつ私が印象に残ったフレーズは「『知識は力なり』ではなく『知識の共有こそ力なり』」。昔は『知識は力なり』だったが、今はそうじゃない。 知識はいつでも誰でも手に入れられる。

 

原則を、以下に引用する。

その1:脳の負担がなるべく少なくなるように、生活を組み立てよう。
その2:なるべく早く、頭の中から情報を追い出そう。
その3:"ながら作業"は一般的に効率を低下させる。
その4:物語を使って覚えよう。
その5:いつもそうしているからといって、そうしなければならないわけではない。
その6:知識は力ならず。知識の共有こそ力なり。
その7:思い込みの制約ではなく、現実的な制約をくぐり抜ける術を身に付けよう。
その8:自分を決め付けるのではなく、自分自身に心から正直になろう。
その9:制約を無視すべきケースを知ろう。
その10:エンジンをかける前に、どこへ向かっているのか、どうやって向かうのかを明確にしよう。
その11:目標の達成方法に幅を持たせよう。
その12:情報を整理するのではなく、検索しよう。
その13:本当に記憶の必要な物事だけを記憶しよう。
その14:大きなかたまりを、小さなかたまりに分けよう。
その15:週一回、重要な情報を見直す時間を設けよう。
その16:完璧な整理術などない。
その17:あとで検索しやすいように、デジタル情報には関連キーワードを追加しよう。
その18:文脈の変化を見越して、メモを取っておこう。
その19:文脈の似た仕事をまとめて行おう。
その20:仕事とプライベートのバランスを取るのではなく、融合させよう。

 

以前に読んだ「はじめてのGTD ストレスフリーの仕事術」と合わせて、自分に落とし込んでいきたい。


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