仕事が速い人、遅い人？

久々に雑誌を買ってみた。

THE 21 ( ざ・にじゅういち ) 2010年 05月号 [雑誌]

• 作者:
• 出版社/メーカー: PHP研究所
• 発売日: 2010/04/10
• メディア: 雑誌

 

私はいわゆる「担当者」である。管理職ではない。リーダーでもない。

ただ、最近の仕事はリーダーかそれ以上の仕事を任されている（と自分ではそう思っている）。社にとっても新しい試みで、手探りな状況で、いろいろな決定と周知をしながら、進めているといった状態。

正直、最近の仕事は大変なので、例え小手先でもいいから何かを得たいと思って、衝動的にこの雑誌を手に取った。

私は、自分で仕事が速いとも遅いとも思っていない。強いて言えばデータ処理は得意なので、そういった作業については同僚よりも速い自信はあるが、そ れだけが仕事ではないし、殆どの仕事は適切なアウトプットがあってこそ完了となると考える。

色々なコトが書いてあって、全てが参考になりそうなのだが、特に今の私にフィットしそうな部分を引いてみようと思う。

仕事の全体像を俯瞰しメリハリをうまくつけよ！
｢何事もシンプルに｣が効率アップの秘訣だ。
by クリスティン・エドマン

早く終わらせようとして予定を詰め込むのは逆効果だ！
仕事の渋滞防止のカギは"車間距離"確保にあり。
by 西成活裕

私は2つ目の傾向がある。
とにかく期限があるプロジェクトがパラで走っていたりするので、逆算してタスクを入れるのだが、終わらなかったりするコトが多く、先送り率が高くなってきている。
期限に遅れるのは行けないコトだが、もう少し全体を見ておかないと、いずれ他者に迷惑をかける時が来るのだろう。

先送りグセ
精神力に頼りすぎる人ほど挫けやすい
意志に左右されないように仕事を分解しよう
by 佐々木正悟

そして先送りについて。
私は佐々木さんのブログをRSS登録しており、よくTwitterでも引かせてもらっている。
やはり「分解」というキーワードが登場。GTDなどでもよく出てくるが、心理学的見地からも細かくするコトは負担を軽くするようだ。

先送りする人の癖パターンと、そこから脱するためのステップが紹介されていた。

｢先送り癖のある人｣3つのパターン
①｢なんて意志が弱いんだ｣と自己嫌悪に陥る
②｢後でまとめてやろう｣といって放置する
③未経験の仕事や苦手な仕事から目を背ける

｢すぐやる人｣に変わるための3ステップ
①行動をできるだけ小さく分解する
②ルーチン化を心がける
③｢恐怖心｣のレベルを下げる

今のプロジェクトはとにかくスケールが大きく、やっているコトも新しいコトなので、ふとすると目の前にある大きな壁しか見えなくなっていたりする。この壁を越えるには、階段のように少しずつ上っていくコトが大切なんだと、改めて感じた。

そしてもう一つ。

抱え込みグセ
抱え込みすぎると、自分もチームも仕事が遅くなる
取り越し苦労をやめて思い切って任せてみよう
by 笹氣健治

｢仕事を抱え込んでしまう人｣3つのパターン
①自分の立場に責任を負いすぎる
②｢嫌われたくない｣という意識が強すぎる
③自分の能力を過信している

｢断り上手＆頼み上手｣に変わるための3ステップ
①｢仕事を抱えてしまうのは自分の選択｣だと気づく
②相手の反応を先取りしない
③他人を信頼して任せてみる

まさに今の私。
周りが忙しくしている中で、今の仕事を任されているのだが、なかなか仕事を周りに振れなかったりする。プロジェクト内ではいわゆるとりまとめ役をやってはいるが、職責上一般スタッフであるという引け目もあって、これが私の中ではかなりのストレスになっていると思っている。
そしてパターン③。これなんかThe私。
私は仕事に対して自信を持っている。そして自信を持つコトは良いコトだと思ってる。いや、思っていた。このパターンに当てはめれば、「良くも悪くも自信を持っている」となるか「自信過剰である」に置き換わる。

このあたりについては、3月末で他部署に異動になってしまった管理職の方から、たくさんアドバイスをいただいた。一人で何とかしようとしている私に、よく声を掛けてくれた。声掛けの内容は、この笹氣健治さんの内容と殆ど一致している。

 

仕事が速い人、遅い人というコトでタイトルが付いていたが、私にとってはスピードについて述べられているというよりは、その質の向上について述べられていると思った。もちろん質が上がるというコトは、同時間でこなす量が増えるというコトか、もしくは目標の質に対し速く到達できるというコトにもなるのであろうが。

また明日から仕事。先週とは違う私として、仕事に接していきたいと感じた。

タグ：本 雑誌 仕事 仕事術